サンマの話

サンマの話

 

“サンマなど北太平洋の海洋資源について話し合う北太平洋漁業委員会の年次会合が7月13日に開幕しました。委員会の参加国は日本、中国、韓国、台湾、中国などの8か国・地域が参加します。日本はサンマの乱獲防止で年間56万トンの漁獲枠の設定を提案する。

 

日本が約24万トン、台湾が約19万トン、中国は5万トンで調整する。日本は01年までサンマ漁の世界シェアのおよそ7割を占めていたが15年には32%まで落ち込んだ。中国と台湾の乱獲がその要因とみられ、漁獲枠を巡り激しい応酬が予想される。“と報道されました。

 

  世界人口が70億人を超えさらに増え続けている中、人口のピークを過ぎ人口が1億2千万人から減少していく日本が、世界3大漁場の一つを今までのように占有してよいものか、という思いが常に私の頭の中にあります。世界3大漁場の一つの北東太平洋漁場で漁をしている北欧の漁業先進国では、資源保護と漁業従事者の所得バランスがアジア地区よりはるかに良いものとなっています。

 

  旬あじけんにとってもサンマは貴重な食材。他人ごとではありません。ワンプライスで価格設定していると仕入原価の高騰は、その食材を商品として使えないことを意味します。

 

クロマグロが絶滅危惧種になろうとしているのに、このままではサンマも道ずれになってしまいます。

 

  日本の水産業を守るために、私に出来ることは、限りある資源を考えながら一人でも多くの人に魚好きになってもらうこと。そのために旬あじけんは日々、頑張っていきたいと思います。